2017年6月現在、暗号通貨投資について考えていることを書きます。
ルールをここにまとめることで、自分で見返して守るようにしたいという意図もあります。
このページは完全に投資家目線で作成されています。

このルールは、私のために私が作ったものなので、他の人にはフィットしない可能性が高いです。
リスクをどれだけ許容できるか、知識、経験、能力の適正、資産高など、人によって様々だからです。

日本円への利益確定は重視しない

日本円を増やしてもあまりいいことはありません。日本円はあまり値上がりしません。
値下がりもあまりしませんが、私のようなあまり資産を持っていない人からすると大きなメリットではありません。
どうしても欲しい株があるときくらいでしょうか・・・

とはいっても、日本円に全く換えないというわけではありません。
レンジ相場で遊ぶための資金は残しておく必要がありますし、高くなったから一部を日本円へ、というのは悪くないことです。
大事なのは、全部売るようなハードな取引をせず、一歩ずつ慎重に行くことです。
ミスをして大上昇を逃すのが一番やってはいけないことです。

チャートを重視しない

まず、私はチャート読みに長けているわけではないです。つまり自分の強みをぶつけられる分野ではないです。

また、暗号通貨のチャートは暗号通貨のものであり、暗号通貨は株でも商品でも法定通貨でもありません。
他所の分野で磨き上げてきたチャート分析をそのまま現在の暗号通貨に適用するのは無理があると私は思います。

攻めの観点から

私は信用売りは使いません。
そのため、レンジ相場で底を拾って上で売るのを繰り返すか、急上昇に振り落とされず持っておくことでしか儲けを出せません。
レンジ相場での儲けは限られますので、私の財産に最も影響をあたえるのは急上昇、モメンタムです。

これをつかむのにチャートが役に立つとはあまり思いません。良いものをたくさん売らずに持っておくことが肝要です。
つまり、私にとって攻めの観点からはありがたがるものではないのです。

守りの観点から

確かに、急下降の前触れを察知して売り抜けられたら確かに嬉しいです。
しかしトレード技術的にその域に達するのは難易度が高いと思います。
能力的に出来たとしても、大きな決断になるので自分が実行できるかはわからないと言うべきでしょう。
わかっている、予想できているのに動けないということは私の投資レベルではまだあるのです。

戦略と将来

私はまだまだ価値が伸びると信じているからこそ現物を保持しています。 その戦略を取っている以上、長いスパンで見たときに数度の急落は仕方がないことと割り切るべきです。
もちろん避けたいですが、避けなくても資産形成には問題ないという立場、リスクを取るべきです。

将来的にはチャートに詳しくなれたら良いので、しばらくはレンジ相場で少額触りながら勉強するつもりです。

マイニングをする

トレードだけでは増やせる額に限界があります。トレード以外の収入源が多ければ多いほど、資産形成では有利になります。

仕事をする

お金を増やすために仕事をきちんとします。しかし仕事という方法でお金を稼ぐには限界があります。
来月から同じ仕事で給料2倍!とはならないのが仕事です。(いい転職をすれば一回くらいは可能かも・・・)

なぜ限界があるかというと、自分の能力を使わないといけないからです。
お金儲けをする上で、能力はあるともちろん良いですが、それよりも仕組みを整えることが最優先だと考えています。

そう考えるとマイニングは得られる暗号通貨の額>電気代ならば放っておくだけでお金が増える最高の仕組みです。
お金を増やすという観点に絞れば、自分が動かないというのは大事です。

マイニングのリスクへの見解

ただ、マイニングはゴールドラッシュ時代に金を掘るような行為だという意見もあります。確かに耳が痛いです。
GPUやASICを売る人が儲かるのは嫌というほど分かります。そして今から飛び込んでもファーストペンギンにはなれません。

しかしマイニングは、きちんとスペックを揃えれば、あるかわからない金よりは見つけやすいです。
また、潮目が悪くなればその時は撤退すれば良いのです。そしてまたチャンスを待てば、勝てるかもしれない。
GPUなら他の用途に使えばいいので、どうしようもないということはありません。

また、私の現物をホールドする戦略と、マイニングに投資をするというのは矛盾しません。
なぜなら現物が値上がりすれば、マイニングの収支もよくなりやすいからです。

昔の話にこだわって思い悩むくらいなら、たった数十万から揃えられるそれなりの環境を組むことをはじめるべきでしょう。
なにも、財産の大半や自分の労働力を使わなくて良いんだから・・・

どれで何を掘るか

私は、GPUマイニングはローリスク・ローリターンに思えるため、ASICを購入するべきだと思います。
ASICは中国から輸入するのが入手経路の基本になるため、日本人にとっては障壁が高く、私にとって悪いことではありません。
(マイニングの主な競争相手は中国や北欧の人なので、それは問題ですが・・・)
何を掘るかについては、実際に軌道に乗り始めたら記事にしたいと思います。

JPY建てとBTC建て両方で考える

両者のチャートを見比べてみると、同じポートフォリオでも全く違う印象を受けることがあります。
特に、複数通貨に分散してポートフォリオを組んでいる場合に顕著です。

BTC建てで増やしたいのか、日本円建てで増やしたいのかはきちんと決めておく必要があると思います。
ちなみに私は主力がオルトコインなのもあり、BTC建てを主に気にしています。

やれやれ売り厳禁、損切こそ慎重に

やれやれ売りとは、含み損が解消されたタイミングで売却することです。
暗号通貨に限らず、やれやれ売りが正着手になることは少ないです。
上がってきたタイミングで利益をとらずに売ってしまうわけですから。

損切は投資をする上で重要なテクニックですが、今の暗号通貨市場でうまくやるのは非常に難しいと感じています。
値段の振れ幅が日本株なんかより全然大きく、10%下げても次の日に戻っている、むしろ上がっているなんて日常茶飯事です。

ただし、この通貨にはもう拘る必要が無いと感じたら、利益が出ていなくても売ってしまいましょう。
具体的には2017Q3前に$NXTから$ARDRへ替えるトレードを実際にしました。
($NXTは含み益を抱えていたので損切ではなくて利益確定でしたが)

理由なく、ただ下がっているからと言って、投資した際の志を忘れ損失を確定するようなことはしてはいけません。

総悲観時に勇気を持って拾う

先にも書きましたが、この投資で数年のうちに数回、ひょっとしたら何十回か大幅下落を喰らうことを覚悟しています。
相場は下落を経験しながらも成長していくというスタンスです。このスタンスと、押し目での追加購入は良くマッチします。

ただし、余剰資金を一度につぎ込むようなハードな取引はせず、少しずつ勝負するということを忘れていはいけません。

ルールは正しいか

あくまで暫定版です。
時間の経過や、自分の能力、考え方、資産高が変わっていくのにあわせて、ルールは見直す必要があります。
ブラッシュアップの余地は大いにあると思いますし、必要な改定なら思い切ってやります。

しかし、もし将来の私が迷ったら、このページを見て、原点に立ち返って考えたいと思います。
2017/6 梅雨